自律神経失調中ー更年期障害サバイバー

更年期障害という名の恐るべき自律神経失調状態。今までいろいろ努力をしてきたことを吹き飛ばされても、また自分の身体を実験台に何とか人間らしい生活を取り戻していきたいところです。

良性発作性頭位めまい症ーMy発症遍歴

初めて「良性発作性頭位めまい症」と思われる症状が出たのは

25歳か26歳の頃だった。

 

友達と電話をしていて、下を向いていて、頭をパッと上げたときに

一瞬グワーンと世界が回って冷や汗が出た。

びっくりして友達に「何か私変なんだけど!」と言った記憶がある。

 

良性発作性頭位めまい症というのは、耳の中の耳石が所定の場所から

動いてしまうことから三半規管が反応してめまいを起こすものらしい。

 

最初に発症したときは、それが「めまい」ということもわからず、

気軽に病院へ行ける環境ではなかったのでひたすら家にこもることしかできなかった。

そのために結局3カ月くらいずっと不調が続いてしまった。

 

次のめまい体験は、その数年後に実家に帰っていたとき。

やはり何かで下を向いていてめまいに気付いた。

すぐに耳鼻科へ連れて行ってもらって、初めていろいろな検査をしてもらった。

・片足で立つ

・目をつぶってその場で足踏み

・仰向けに寝て眼振が起こるか

・聴力検査

などなど、その結果「良性発作性頭位めまい症」という病名を初めて聞き、

以前に体験したものはこれだったのか、とようやく理解できた。

この時は薬をもらってしばらく飲んで、2度ほど通ううちに治っていた。

 

その後しばらく影を潜めていたものの、36歳の8月に久しぶりに来たと思ったら、

そこから1か月のうちに治っては繰り返すを3度。

仕事に行っては休み、復帰しては休み、さすがにクレームも出始め、

耳鼻科の先生もお手上げ、私も薬を飲んで注射をしてもらう以外に何も出来ず。

9月になってたまに涼しい風が吹くようになった頃、有休も使い果たし、

仕方なく復帰するうちに治っていった。

 

36歳でめまいを思い出したかのように、37歳、38歳と毎年どこかで

良性発作性頭位めまい症を起こすようになった。

年に1回か、多くて2回、毎回なってしまってから苦しむのが嫌になって、

自分でいろいろと調べて、どうにか耳石が動きにくい身体にしたいと努力した。

 

その甲斐あって?44歳の時には何と一晩で治した。

45歳のときは何と1度も起こらなかった。

克服できたと思っていた。